◆ 大規模修繕工事コンサルティング業務

NPO住管センターは一級建築士事務所として大規模修繕工事の支援を行っています。
各業務は方針書に則り、丁寧な業務を心がけています。


1.住管センターだからできる総合コンサルティング

大規模修繕工事コンサルティング業務は、技術・ノウハウ(ハード面)と共に、組合合意形成・工事後の運営(ソフト面)の両輪が必要と考えております。
 大規模修繕工事は、住民の理解と協力によって成功しますので、当センターでは建築(設備)技術者に加え、組合支援担当として、日頃から管理組合を知り尽くしたマンション管理士を専属配置し、総合的なコンサルティング行います。

2.修繕積立金を無駄なく有効に、建物価値を守る工事を提案

修繕積立金は限りある組合員の大切な財産であることを、よく理解しているマンション管理士がいる当センターだからこそ、無駄なく、必要な箇所に、適切な方法により、修繕積立金を有効に活用し建物価値を守る工事を提案致します。

3.それぞれのマンションに適した大規模修繕工事を提案

初めて大規模修繕工事を行うマンションと3回目の大規模修繕工事に取り組むマンションでは、設計にあたって気を付けなければならないこと、改善改良内容が違ってきます。また、修繕委員の方々の経験値、居住者の方々の工事への関心度、居住者の年齢構成も違います。当センターでは、これまでの実績を基に、各マンションに合った大規模修繕工事を提案します。

4.住民の理解と協力のための広報活動の支援

大規模修繕工事は、修繕積立金の多くを費やす管理組合にとって重要な業務となります。大規模修繕工事の必要性はもとより、工事内容や金額、施工業者決定までのプロセスを詳細に周知することは、合意形成のためには大切なポイントです。理解されないまま総会の日を迎えると、合意形成に至らない可能性もあるからです。
また、工事期間中は居住者の方々は少なからず不自由を強いられることとなりますので、工事内容やその必要性をご理解いただくことで、スムーズな工事が可能となります。
当センターでは、マンション管理顧問業務において、日頃から管理組合広報紙作成の支援を行っているマンション管理士が、居住者様の立場に立って広報紙の作成のお手伝いを致します。

5.厳しい工事監理という考え方

工事監理は、管理組合・施工者・監理者の三位一体となって行うことが重要と我々は考えております。施工者寄りは論外ですが、組合寄りになり、施工者の工事意欲を削ぐことになっても工事は成立しません。我々は、監理者として厳しく工事監理に臨みますが、施工者も大規模修繕工事を成功させる仲間であるとの認識をもってもらえる環境を善良な第三者として整備していきます。

(1) 善良な第三者として工事監理を行うこと
非営利団体である当センターは善良な第三者のスタンスを堅持し、工事監理を行います。また、当センターでは、管理組合様と構築してきた設計内容を工事に反映すべく、設計担当者と工事監理者を極力同一スタッフに担当させる一貫体制をとっております。

(2) 高い技術力・豊富な経験のスタッフによる工事監理
当センターには、マンションの新築・改修の施工も経験した技術者が在籍しております。机上の論理ではなく、施工も熟知した者だからこそ、本来あるべき建物の状態・収まりを理解でき、的確に施工者への指示・指導ができます。

(3) ハード・ソフトの両面に配慮し居住者全体が関心をもてる工事
大規模修繕工事は、まさに施工や設計などハード的要素が主役と思われがちです。
しかし、管理組合として十数年に一度の大切なイベントでもあり、当センターでは、管理組合と協議し、組合役員と施工者・監理者だけではなく、全居住者が工事を実感し、工事後にその効果を共有できる環境を少しでも演出していきます(工事説明会・現場見学会・お子様によるタイル貼り会等)
また、作業の進捗のみを主眼とせず、居住者の日常生活への配慮(バルコニー等の使用制限等)・動線確保・工事期間中のクレーム・お問い合わせへの対応等ハード・ソフト両面をしっかり対応してまいります。



大規模修繕工事コンサルティング業務内容

1. 建物調査・診断業務

建物の劣化状況及び居住者様の建物改善要望等を把握し、建物の維持・保全及び資産価値の維持・向上となる工事等を計画するための基礎資料の作成を目的に実施いたします。この調査が、過不足の無い工事計画につながることを念頭に、正確且つ客観的な診断に努めます。

2. 改修設計業務

建物の調査診断結果及び居住者様の建物改善要望等を基に、建物の維持・保全及び資産価値の維持・向上となる工事を実施するための設計を行います。
管理組合様のニーズを可能な限り反映させ、過不足のない内容とするために、施工会社の見積徴収、且つ工事の標準的な指標となるものと致します。

3. 施工業者選定補助業務

良質な施工会社を選定するために管理組合様のサポートを致します。NPOだからこそできる「公平」「公正」「客観」を三原則とし、選定結果のみならず、選定経緯も重要な要素として居住者様が納得する選定となるよう管理組合様をサポート致します。

4. 工事監理業務・アフター点検サポート業務

管理組合が実施する維持・保全・改善・改良を目的とした大規模修繕工事等の実施において、管理組合ニーズ(品質・安全・工程・居住者対応等)に合致する工事とすべく、管理組合様の代行者として、厳しく工事監理を行います。
工事後のアフターメンテナンスも重視すべきと考え、点検毎に当センターが立ち会い致します。