◆ マンション(団地)再生コーディネーター

当センターでは、マンションの再生に向けた支援を行っています。各管理組合の問題を多数解決しているマンション管理士が、スムーズな合意形成に向けてコーディネイターとしてお手伝いいたします。

マンションは、現在その戸数が約600万戸に上り、多くの人々が居住する都市の居住形態として広く普及しましたが、一方で、老朽化したマンションが増えつつあり、今後、その数はさらに増加することが予想されます。
マンションにおける居住環境を良好な状態に維持又は改善し、その資産価値を維持していくためには、大規模修繕や改修、建替えなどによる「マンション再生」を進める必要があることから、国土交通省もマンション再生の推進しています。

一般的にマンションの再生は 改修 と 建替え による手法がありますが、いずれの方法を選択するにしても、住民がそれぞれの方法について十分理解した上で、その方向性を決定しなければどちらも実現の可能性が低くなります。

区分所有者の年齢やそれぞれの意識、経済的な状況を考えると、建替えによる再生はいかに難しいかがわかります。
また、高経年マンションは、建築後に制定された法規制により既存不適格建築物である場合が多く、現行の法規制に適合させて建替えると、現状の規模を維持できないことがありますので、容易に建替えができない場合もあります。

しかし、方向性を決定せずに、改修か建替えかの議論が延々と長引くことにより、建物の劣化が進み、その劣化に対応するための資金も不足し、手遅れの状態にもなりかねません。

また、再生には建物などのハード面だけではなく、役員の成り手不足や管理体制の問題、植栽計画の問題、コミュニティの充実など高経年マンションの抱えるソフト面の諸問題も解決していく必要があります。

まず、再生を検討することを管理組合で合意し進めましょう。
検討には、丁寧に長い時間をかけ、専門家を活用することも有効です。


アンケート報告会

住民アンケート例

マンション再生へのプロセス(一例)