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役員の輪番制

築後25年200所帯の理事長S氏のつぶやき

毎年のことながら、来期の役員の人選について、理事会で話題になった。
新しい役員でやっと半年が経ったばかりというのに!
当マンションの理事会は理事10名、監事1名の構成である
11人中役員経験者は7人で4人は全くの新規である。そのうちのKさんから、今年1年で役員は終われるのだろうかと言う半分愚痴から出た話である。次の役員が決まらなければ、自分たちがもう1年やらなければならないという話を役員経験者から聞いたのが、頭にこびりついているのかも知れない。
入居当初10年くらいは、輪番制でということで、多少の例外はあったものの、原則的にはその方向で進んできていた。しかし、第1回目の大規模修繕工事が終わった翌年あたりから、輪番制という原則はだんだんと崩れ始めてきたようだ。輪番制はなんと言っても公平である。有無を言わせず役員をやってもらえば、役員の苦労がよく分かり、管理に協力的になるという主張が大半で、異論を唱える人も全くなかった。
ところが、単身赴任の人、介護老人を抱えている人など段々と輪番例外が増えてきた。強行に輪番制を主張するひともだんだんと減ってきて、いつしか、輪番制という原則も例外によって崩れてきて、前期役員が個人的に来期役員を探してくるというように替わってきてしまった。

役員の輪番制は果たしてよかったのか?

一時、輪番役員を断る理由に、病気がちだったり、独居老人になったり、母子家庭だったり、いろいろな理由をつけてくることが多く、理事会で理由の審査をしたらという意見も出た。いずれもプライバシーの問題を審査したり、それを公開するとなると、問題が大きくなるということで、没になったことがある。また、オーナーが外部に住んでいて賃貸人をパスしていることに問題ありとして、賦課金制度も一部検討されているかに聞いているがどうだろう。
輪番制で何とか辻褄あわせのように進んできたのはいいが、それでよかったのか?もう一度考えてみることも必要のようだ。

輪番制の弊害

輪番制は公平という概念は満たすが、実質的な運営はどうだったのだろうか。根本的に輪番制といっても、当の本人の承諾が得られなければ、役員にはならないし、総会にも、理事会にも出席しなければ、理事が存在しないのと同じになるだけだ。そして、いやいや理事をやっていれば、ややこしいことは先送りにしようとするのは、目に見えている。
そうなると、肝心な事柄は先送りされるか、管理会社任せということになっていまう。管理会社がマンションの居住者のためということで動いてくれればよいが、それにはなかなか期待ができそうにもない。